アンコールで弾いてくれた平均律は素晴らしく、パルティータ第6番のような感想は持ちませんでした。バルトークも色彩が鮮やかで素晴らしかったです。
ツィメルマンの技量と人間的に最も成熟した演奏を聴いた後だったためか、30歳代のアンデルジェフスキの若さの善し悪しの両方が印象に残りました。
また、ツィメルマンの会場聴き比べで、サントリーホールに軍配を上げた私も、「反響が風呂場のようだ」という意見にも一理あるな、と感じました。
ピアノのリサイタルは、200〜400席、最大でもオペラシティーのタケミツメモリアルくらいのホールで聴くのが良いかもしれません。